徳島つじ整骨院ブログ

腰痛は温める？？冷やす？？

 

徳島県のつじ整骨院辻雄介です。

 

今回は患者さまからよくある質問。

 

腰痛は温める？？冷やす？？について答えていきたいと思います。

 

結論は症状によって使い分けるが正解ですが、ではどんな症状なら温めてどんな症状なら冷やすのか？

 

もっとも腰を温めた方が良い腰痛は動き始めが痛む腰痛です。

 

普段動いているとあまり痛みを感じないが、

朝起きる時や車の乗り降りなどある一定時間同じ姿勢が続いた後の動き始めが痛む場合は温めてください。

 

寝ている時も座っている時も同じ姿勢が続く事で固まってしまう部分があり、その固まってしまった部分が動き始めに引き伸ばされる時に痛みを感じます。

 

その後に動いているとだんだん楽になってくるような症状ならそれは筋肉が凝り固まってしまった事による腰痛です。

 

風呂に入った後は楽になる、動いていると楽になるならとにかく温めて筋肉を緩めて動きをよくしていく事で腰痛改善が近くなります。

 

続いて冷やした方が良い腰痛は突発的になってしまった腰痛です。

 

冷やした方が良いというのは決してシップではなく保冷剤・アイスパックなどで冷やす事です。

 

最もわかりやすいのがぎっくり腰です。

 

ぎっくり腰は急性腰痛の事で腰椎捻挫・腰椎挫傷というケガです。

 

足首の捻挫ならわかりやすいのですが足を捻ってパンパンに腫れて熱を持っている足首を温めたりマッサージをしたりしますか？

 

必ず冷やして固定をして安静にすると思います。

 

それは腰も同じなのですが腰の場合は腫れたりしませんし、熱を持ってもわかりにくいし目に見えないのでケガという認識もなく無理に動いたりお風呂で温めたりして悪化するケースがよくあります。

 

物を取ろうとした時、少しだけ腰を動かした時、咳・くしゃみをした時など瞬間的に激痛が走り腰痛になった場合は最低でも2.3日程度は1時間に1回5～10分程度こまめに保冷剤・アイスパックで冷やしてください。

 

痛みの程度がきつい場合には炎症を持ち続ける事があるので1週間程度冷やす場合もあります。

 

瞬間的に激痛が走るぎっくり腰はケガなので急性期に出る炎症さえなくなれば自然と痛みも不思議となくなってきます。

 

あんなに痛かったのに1週間くらい無理せず安静にしていたら次第に良くなってきたのは炎症がなくなってきた事が大きな要因です。

 

なのでぎっくり腰になったらとにかく炎症を早く取り除くことが最も早く痛みを改善する方法になります。

 

ある程度痛みが引いてきたら今度は痛めて熱を持っていた場所が固まるようになるので今後は温め始めます。

 

初めのぎっくり腰になった日から痛みが全然変わらない状態で温めるのは完全に逆効果になるのである程度普通に動けるようになるまでは冷やし続けてください。

 

温める・冷やすの判断を間違えるだけでつらい症状を長引かせ慢性化させる要因となるのでわからない場合はご相談いただければ幸いです。